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2006 08,16 23:36 |
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ゲド戦記
ことばは沈黙に 光は闇に 生は死の中にこそ あるものなれ 飛翔せるタカの 虚空にこそ 輝ける如くに ―『エアの創造』― 見てきました!「ゲド戦記」。 悪評判のわりには、よかったと思います。 上記の「エアの創造」はとても気に入ったので覚えてしまいましたよ! ただ、単純なストーリーでなく(難解かというと、そうではない。)どうしても影がつきまとう感じで、説明も少ないものでしたので子ども向けではないかなと思いました。 何の先入観もなく観れば、自然と感情を読み取れると思います。 ↓ネタバレやら愚痴やらですので…↓ 前評判があんまりなので、結構な先入観を持って観てしまった方が多いかもしれませんが… それはとてももったいないことです。 私たち一般人が映画を観るのは、「感動」(かなりおおまかな)したいからなはずなのに、みんながみんな批判する為に観にいってるみたいで、すごく保守的になっていると思います。大体、一回観ただけでいいか悪いか分かるなんて、めったにないと思うのですが… すいません、愚痴ってしまいました; でも前評判の悪さのおかげで思ったより楽しめましたよ…(笑) 感想 アレンは最初のほうこそ、随分荒れてましたが(笑)…って、笑いごとじゃないですよ…お父さん刺しちゃったんですもん…死んでなければいいな。でもそれじゃあ子ども騙しになっちゃいますかね。 けど、最後のほうのアレンは生気やら勇気やらが溢れててかっこよかったナw剣を抜くシーンもよかったし、テルーちゃんの目が赤くなったのもきれいで印象的でした。 でもなにより…ハイタカ(ゲド)のスプーンの持ち方が…!! 子どもっぽくて、ちょっとかわいかった♪ テナーは、風吹ジュンさんの声ぴったり。いいキャラです。 あとは、やっぱテルーちゃんが歌うシーンですかねぇ。しんみりで、とてもよかったです。 ちょっと考えてみました。 ストーリーとしては、確かにちょっと浅い面がありました。 ただ、一応、クモの死で一件落着ということなんでしょう。 人間自身がつくってしまった問題(世界の不均衡など)はこれから解決していこう…と。 なんだか、現代の私たちへの問題提起みたいですね。 アレンは、立派すぎる父の息子であるということのプレッシャーから「生」を恐れてしまったってことですかね。 テーマの統一性は…結局なにが言いたいの?って感じ。 テーマをもっと絞ればずっとこれよりいい作品になったのだと思います。 この映画内でのテーマ:命の大切さ、命の循環、世界の均衡、自分の闇…ぐらいかな? メッセージ性の強いもので、もののけ姫だとテーマは『生命』ひとつだけです。 ゲド戦記もひとつにしたほうがもっと洗練された純粋なものができたのでしょう。 監督は、きっと原作が大好きであれもこれも取り入れたくなってしまったんでしょうね。(それだと素人になりかねないですよね;つまり自己満足になりかねないってことです。) 対象としては、人生経験をある程度蓄えた大人でもなく、 まっすぐな子どもでもない、情緒不安定になりがちな10代なのかな、と思えました。(アレンとかテルーに感情移入できそう。年齢も合うので。) ストーリー抜きでは優れたものだと思います。 スピード感ある画面や光を放つ剣とか。シックな色使い中心で雰囲気がでてた。ちょっとナウシカっぽかったかな。 少なくとも「アニメ」としては成功だと思います。静かなフリして動くときは動きますからね。 もう少し生活感のある動きも欲しかったかな、と思いました。 ジブリとしては、色んな面で新鮮な、いままでにない作品だと思います。 散文失礼しました。(最終更新 8/18/Fri) ゲド戦記映画公式サイト ↓映画ゲド戦記ファンページ ゲド戦記考察 映画ゲド戦記 yahooフォトギャラリー PR |
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