2024 03,29 23:07 |
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2006 11,08 22:43 |
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ドナウよ、静かに流れよ
著/大崎 善生 あらすじ ドナウ川で邦人男女が心中…その小さな新聞記事が頭から離れなくなった私は、二人の足跡を追ってウィーンへと向かった。 もはやこの世にいない19歳の少女、日実は、異国の地でどんな恋をし、何を思い、そして何ゆえに追いつめられていったのか? 悲劇的な愛の軌跡を辿る、哀切さにみちたノンフィクション。 ~感想~ (ものスゴイ散文です;; ネタバレもあり) ノンフィクションです。 切ない、というか、色々と感銘を受けるものでした。 人生経験の浅い私としては、世界にはこんなに個性的な人たちがいるんだーとか思ったり。 (要旨は全然違いますけど;) それに、ルーマニアの荒廃ぶりにもビックリしました。 こんなにも人の心って荒れてしまうのかと… 日本は、本当に豊かなんですね.... 魯迅の時代の中国もこんな感じだったのかな。 ハッキリ言って、お話がドラマみたいで、途中まで全然現実感を感じられませんでした。 でも、日実サンの写真が載っていて…そこで初めて、「本当のことなんだ」と感じました。 (それでもまだ、現実感が乏しい…) けっこう私には理解不能なことが多くて…なぜそんなことになってしまったのか。 なぜそんなことをしようと思ったのか。 大崎さんの文章を読んで尚、不可解になるばかりです。 分からない(理解できない)ことが多すぎで… でも、だからこそ書いてあることは「真実」であると言えるのでしょうね。 でも、日実サンの「無償の愛」なるものはスゴイな、と思いました。 お父さんの浮気とかも関係してたのかな。私はそうだと思います。 「私は父とは違う。私の愛は一途だ。」みたいな感じで…。私の勝手な想像ですが。 千葉という人は、不可解すぎるので触れないでおきます。 この本から感じたことってなんだろう。 今は、なんだか、ただ客観的に”見ていた”という感覚です。 ドラマティックなのに、現実に起こったことだからなのかもしれません。 考えてみると、全て大崎さん視点でこのお話を読んでいたから…かな? おそらく、ノンフィクションを読むのはほとんど初めてなので、 この不思議な読後感には戸惑い気味です。 ただ「ああ、そうなんだ」という思いだけです。 なんとまとめたらいいのか…おもしろいことは確かです…。 ただ、人の死を扱っているだけあって、重いかもしれません。 読後感は、嫌なものでは無いと思います。 少しでも違ったことが起こったら、こんなことには…という本当にドラマのような真実が綴られています。 興味のある方は書店で手に取ってみてください。 おわり。 PR |
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コメント |
ちゃこは、
切ない感想とかを ~するはずだったの♪ |
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